初めて学ばれる方へ
♪音感教育の適齢期
一生のうち2度とない時期を大切に
3歳、4歳、5歳、この時期は、一生のうちで聴覚や音感が最も成長する時期と言われています。それと同時に思考力や運動能力・筋力も発達していきます。こういった能力は、それぞれ独立して発達するわけではありません。聞いたり、見たり、五感で感じたことを認識・理解して、自分なりに想像したり、体を動かせて表現したりーといったように互いに関係しながら能力を伸ばしていくのです。当学院のレッスンでは、美しい音楽を聴き、歌を歌ったり、楽器を演奏したり、楽譜の基礎を勉強したりするうちに、こういった各種の能力の発達を促進することになります。
先入観にとらわれないこの時期の子供たちは、実に自然に理解し、音を聞き分けたり表現するようになります。
一生のうちで2度とないこの時期を大切にしてあげてください。
小学校高学年~
A子ちゃんは小学校4年生。ピアノを始めて4年がたちます。1年前から塾にも通い始めました。ピアノのレッスンには休まずに通っていますが、自宅での練習にどうも熱が入りません。ともすると1週間練習しないでレッスンに行くこともあります。「練習をしないなら、お稽古をやめなさい。」お母さんもついそんな言葉が出てしまいます。
どのレベルまで続けたらよいものかと悩んでいるご父母も多いことでしょう。
♪「弾きたい!」と思った曲が弾けるように
レッスンを始めた動機や目的はいろいろでしょう。せっかくレッスンを始めた方には「弾きたい曲の楽譜を買ってきて、演奏を楽しめる」というレベルには是非とも達していただきたいと考えています。その目安は、ソナチネレベルです。将来、他の楽器にチャレンジしたり、仲間とアンサンブルを楽しんだりするときにも、習ったことが役立ちます。男子受講生にもこのレベルに達していただきたいと思っています。
レッスンを続けいると、誰でも練習が嫌になる時期があります。そんな時は、気長に見守り励ましてください。ピアノに触れるのはレッスンに行ったときだけでも良いのです。
レッスンをやめてしまうと、今まで努力して身に付けてきたものがゼロになってしまいます。でも、こういった時期を乗り越えると、子供たちはまたピアノに親しみを感じるようになり、自然にピアノに向かうようになることが多いものです。
悩んだら何でも相談してください
レッスンのこと、指導グレード取得のこと、音楽高校や音楽大学への進路のことなど、悩んだり疑問を持ったときには、担当講師や学院にご相談ください。必ず役立つアドバイスができることと思います。
最後に、やはり“継続は力なり”です。一人でも多くの人がピアノと音楽を通じて、人生をより豊かなものにしていけたらと願っています。